ウェブサイト管理者の中には、古くなったページの取り扱いに悩んでいるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ずっと維持していくのは難しい。でも、残したいページもある…。
その悩み、WARPを使って解決しませんか?WARPにリンクを張れば、消してしまった情報も見せ続けることができます。条件はたったの二つ。申請は不要です。
ぜひWARPの活用をご検討ください!
国立国会図書館法に基づき、国の機関や自治体をはじめとする公的機関のウェブサイトを網羅的に収集しています。また、民間のウェブサイトについても、発信者からの許諾を得て収集しています。
収集したデータを国立国会図書館がインターネット上で公開するためには、発信者からの許諾が必要です。許諾がまだの場合は、ご連絡ください。
対象機関 | 収集頻度 |
---|---|
国の機関 | 毎月 |
自治体 | 四半期ごと |
独立行政法人等 | 四半期ごと |
大学 | 四半期ごと |
民間 | 原則として年1回 |
既にWARPを活用されている埼玉県のウェブサイトを例にとり、保存されているページの探し方やリンクの張り方などについて、ご案内します。
埼玉県のウェブサイト内にある「化学物質対策専門委員会」というページには、過去の委員会の開催結果が掲載されています。そのうち平成19、20年度分について、WARPのデータを利用することとします。
平成20年度の同委員会の結果が掲載されていたページのURLは以下の通りです。このページがWARPで保存されているかを確認します。WARPの詳細検索で、ページURLの項目に対象のURLを入力し、検索します。
検索結果が表示されます。同じページの結果が何件も表示されることがありますが、これはWARPが複数回にわたり当該ページを収集しているためです。検索したURLと一致していれば、どれを選択しても構いません。
タイトル部分をクリックすると、保存されているページが開きます。WARPによるアーカイブページには、画面上部に青色のバナーが表示されます。
※検索方法は一例です。ウェブサイトのタイトルや公開者から検索する方法もあります。詳しくはヘルプをご覧ください。
WARPのバナー部分には、ページの保存日が記載されています。保存日と表示されたページを確認し、特に問題がなければ、このアーカイブページのURLを控えます。
【注意点】
必要なコンテンツ(表示されたアーカイブページからリンクされているPDFファイル等)が適切に保存されているか、必ず確認してください。表示されたページでは不都合がある場合は、別の日に保存されたページをご利用ください。バナー右にある「保存日」のプルダウンから遷移することができます。
平成19年度分についても同じようにWARPのURLを確認します。
「化学物質対策専門委員会」のページから、2.で確認したアーカイブページのURLへリンクを張ります。アイコンや注意書きを表示して、リンク先がWARPによるアーカイブページであることが分かるようにすることをお勧めします。
これで作業は完了です!
目的のページが見つからない場合は、以下の問い合わせ先までURLをお知らせください。なお技術的な制約により、ファイルを収集できなかったり、表示の際にデザインが崩れたりする場合があります。
本県では独自にアーカイブサーバーを有していますが、ストレージ容量等のシステム的な問題やウェブ利用者が最新情報と誤認してしまう表示の問題に苦慮しており、対応策を検討していました。
国立国会図書館のインターネット資料収集保存事業(WARP)は、ウェブ管理者側の負担が少ない上、長期間大容量のアーカイブを保存することが可能です。さらに表示や検索等、ウェブ利用者への配慮も行き届いているので大変魅力的なサービスと感じています。
当市ではウェブサイトのコンテンツについて、記録情報資源の管理の観点から最適なアーカイブ手法・保存された記録情報を利用に供する手段を模索しておりました。
国立国会図書館では国や自治体のウェブサイトを定期的に収集保存し、これらデジタルアーカイブを統合的に検索できる「インターネット資料収集保存事業(WARP)」が稼働されており、当市ではこの「WARP」を活用することで最良な形でコンテンツを保存・利用に供することができています。「WARP」は言うなればインターネット上のアーキビストのような役割を担っていただいており、コンテンツ制作者・閲覧者の両者にとって大変有用的なシステムであると感じています。
〒619-0287 京都府相楽郡精華町精華台8-1-3
国立国会図書館関西館電子図書館課
ネットワーク情報第一係
Email: warp[at]ndl.go.jp ([at]を@に置き換えてください。)
(最終更新日:2017/06/19)