鉄道、新幹線、空港…。「今月の特集一覧」を眺めていてふと思いました。WARPでは自動車関連のサイトも集めてなかったっけ？ということで、今月は自動車特集です。
東京モーターショー、オートサロンはいずれも歴史のある大規模なモーターイベントです。それにしても2009年の東京モーターショーのサイトは、今と比べ素朴な印象を受けます。
エコカーワールド2008のサイトには「電気モーターでの走行距離を伸ばし、家庭用電源でも充電が可能なプラグインハイブリッド自動車の開発も進められています」とあります。イベント開催から8年たった現在、プラグインハイブリッド自動車は市販され、私たちに身近なエコカーとなっています。
車に乗るなら、なんといっても安全第一。安全な車社会の実現のために活動する組織のサイトも、WARPは保存しています。
自動車事故対策センターのサイトでは、2000年初期の自動車安全性能試験の結果が確認できます。近年は自動ブレーキを搭載した車も増え、そうした装備の性能試験も行われていますが、この時点でそれは、まだ先の話。なお、自動車事故対策センターは2015年に解散し、業務は独立行政法人自動車事故対策機構に引き継がれました。
車社会の進展は私たちに便利さをもたらしました。その一方で、交通事故や騒音、環境汚染など解決すべき問題はまだ残されており、対策や研究が進められています。こうした問題に取り組む組織のサイトの「いま」をWARPで保存し続けていくことがのちに、取られた対策等について検証する際の一助となるはずです。なお「自動車研究」に掲載されている論文の一部は、「国立国会図書館デジタルコレクション」でも読むことができます。
