詳細解説   導波管(Wave Guide)

導波管(Wave Guide)
  導波管は、周波数変換装置としても機能しており、口径の異なる導波管をつなぎ合わせることで、低周波数帯から高周波数帯に変換することが可能である。しかし、こうした機能を充足するためには、管内部を伝わる電磁波の漏洩を防ぐための、高い気密性保持が必要となる。製作上では、大変シビアな寸法精度管理が求められてくる。
  しかし一方で、本製品は複雑な形状から一体成形は困難であり、コの字型の板材(アルミニウム合金)の上を、平らな板材(同左)で蓋をするように、ろう付して組み立てられる。このため、加工工程や治具に最善の工夫を施しても、熱による歪みや変形などの不具合は不可避的に発生してしまう。こうした困難な状況を打破して品質基準を満たすのが、平間氏の卓越した仕上げ技能と言える。
  本製品で、電波を分波するために二股に分かれているところがデバイダの機能部となり、ポストおよびエルボーと称される部品が取り付けられている。これが厳しい電気試験をクリアできるように、特に精密な仕上げがなされる。品質検査はほかに、空圧、水圧試験などを施し合否を判定している。